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40代の転職論

年俸制から月給制へ。額面が同じでも月の手取りは減る

年俸制の会社から、月給制と賞与の会社に移りました。額面年収は上がったのに、そのままだと月々に入る額は減るという状態でした。

面接でそのことを伝えて、ベースの月給を上げてもらいました。結果は800万から1,000万です。

額面年収だけを見ていると、この差は見えません。

何が起きるのか

年俸制と月給制では、同じ額面でも現金の出方が違います。

月々に入る額変動
年俸制年俸をほぼ均等に月割りするので高い小さい
月給制+賞与賞与で埋める分だけ低い賞与は業績で動く

前職は年俸制でした。月々の支給額が高い形です。転職先の提示は賞与込みの額面でした。

額面年収が上がっても、月額は下がります。 生活費は月単位で出ていくので、ここが下がると家計はきつくなります。子供の教育費が増える時期だったので、なおさらでした。

もうひとつあります。賞与は業績で変わります。 額面年収のうち賞与の割合が大きいほど、実際に入る額の振れ幅が大きくなります。同じ額面なら、月給ベースが高いほうが読みやすい形です。

面接で伝えたこと

伝えた内容はこれだけです。

月々の収入が減ると困る。

年収を上げてくださいとは言っていません。前職が年俸制で月額が高かったという事実と、月額が下がると困るという条件を並べただけです。

これは無理な要求ではありません。会社から見れば、同じ人を採るための条件が具体的に分かるだけです。金額そのものより、どういう形なら受けられるかを先に渡したという感覚に近いです。

結果として、ベースの月給を上げてもらえました。

伝えるのはオファーが出る前

ここが一番大事だと思っています。

面接には「希望はありますか」と聞かれるタイミングがあります。オファーの金額は、その場で聞き取った希望をもとに作られます。

つまり、数字が出てくる前に条件を入れておくほうが効きます。出てきた数字を後から動かすのは大変です。「交渉」という言葉から想像する場面、つまりオファー面談での駆け引きは、もう手遅れに近いと感じました。

ただし、これだけで金額が決まるわけではありません。二度目の+200万で大きかったのは、内定が3社あったことです。 転職先は自分が第一志望ではないと知っていて、そのうえで条件を積んできました。伝えたことが効いたのは、その条件を組み立てる材料になったという意味です。

一度目は事情が違い、先に出ていた条件がそのまま通っています。2回の内訳は転職1回目は+100万、2回目は+200万に書きました。

オファーを比べるときに見た項目

額面年収だけで並べると比較になりません。私が見たのは次の5つです。

  1. 額面年収(まず並べる)
  2. 月額(12で割った数字ではなく、実際に毎月出る額)
  3. 賞与の割合(額面のうち何割が賞与か)
  4. 賞与の決まり方(固定か、業績連動か)
  5. 固定残業の有無(月額に何時間分が含まれているか)

2から5を確認すると、額面の順位と手元に入る現金の順位が入れ替わることがあります。額面が一番高いオファーが、月々の現金では一番低いこともあります。

聞きにくい項目ではありません。オファーが出たあとの条件確認で、普通に答えてもらえます。

まとめ

  • 年俸制から月給制+賞与に移ると、額面が上がっても月額は下がることがある
  • 伝えたのは「月々の収入が減ると困る」の一言。金額の要求ではなく形の条件
  • 伝えるのはオファーが出る前。出た数字を動かすより早い
  • オファーは額面だけでなく、月額・賞与の割合・決まり方・固定残業まで見る

いつ何を伝えるかの順番は進め方にまとめています。

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