転職理由に「働き方を変えたい」と言って失敗した話
一度目の転職で、転職理由を「働き方を変えたい」と答えました。選考はそこから進みませんでした。
この言い方だと、相手には「今がつらい」としか聞こえません。 会社を変えて何をするのかが入っていないからです。
一度目は難航しました。原因は2つあったと思っています。転職理由の答え方と、「なぜ小さい会社に?」に答えられなかったことです。
何を言ったか
新卒で入った会社に約10年いて、子供が生まれたところでした。生活のリズムが変わり、働き方を見直したくなりました。動機としては本当です。
面接でそのまま伝えました。
働き方を変えたいと思っています。
嘘はありません。ただこれは、自分の事情の説明であって、応募先に向けた話ではありません。
相手にどう聞こえていたか
推測ですが、こう受け取られていたと思います。
- 今の職場に不満がある
- 入社しても同じ不満が出るかもしれない
- うちで何をしたいのかが分からない
面接官が転職理由を聞くのは、その人が何を求めていて、それを自社で満たせるかを確かめるためです。「働き方を変えたい」には、後半がありません。
しかも「働き方」は会社の制度の話です。つまり、こちらが提供するものではなく、相手にお願いする条件として聞こえます。志望動機の欄に条件だけが並んでいる状態でした。
通ったのは、言い方ではなく応募先を変えたから
正直に書くと、模範解答を編み出して突破したわけではありません。業種を絞るのをやめたら、話が進みました。
それまでは同じ業種の中だけで探していました。範囲を広げると、こちらの経験が珍しく見える会社が出てきます。そういう会社では、転職理由の細かい言い回しより「何ができるか」のほうが先に立ちます。
転職理由の答えに悩む時間より、答えが刺さる場所を探すほうが早いというのが、一度目の結論です。3回の転職で業種をどう動かしたかはゲーム業界から中小企業、そして大手SIerへに書きました。
いま同じことを言うなら
当時の記録があるわけではないので、これは今の考えです。転職理由は3つに分けて話すと思います。
- 事実(何が変わったか)… 家族の状況が変わり、時間の使い方を見直す必要が出た
- 今の会社では難しい理由(不満ではなく構造)… 制度ではなく仕事の組み立て方の問題である
- 応募先で何をするか(ここが本体)… その環境で何を担当したいか
1だけを言うと愚痴に聞こえます。3まで言い切って、はじめて転職理由になります。
二度目は、動機を数字で持っていた
40代での転職では、動機がはっきりしていました。子供の中学受験が近く、教育費のために年収を上げる必要がありました。
これは「働き方を変えたい」より扱いやすい理由です。金額という形になっているので、面接で条件として伝えられます。
実際、面接で希望を聞かれたときに月々の収入の話をしました。結果は800万から1,000万で、+200万です。一度目は+100万で、そのときは何も言っていません。詳しくは転職1回目は+100万、2回目は+200万に書きました。
まとめ
- 「働き方を変えたい」は転職理由として弱い。 相手に向けた後半がない
- 言い回しを磨くより、その経験が珍しく見える場所を探すほうが早い
- 家族の事情は隠さなくていい。条件の形にすれば面接で使える
転職理由をどこで詰めるかも含めて、進める順番は進め方にまとめています。