新卒で入った会社に約10年。初めての転職がいちばん難しかった
転職は2回しました。難しかったのは40代の2回目ではなく、新卒で入った会社から出た1回目です。
1回目は選考が何度も止まりました。2回目は3社から内定が出ています。年齢は上がっているのに、通る確率は上がりました。
理由は準備の差です。年齢の話ではありません。
1回目が難しかった4つの理由
新卒で入った大手ゲーム会社に約10年いました。そこから出るときに困ったのは、次の4つです。
1. 社外の基準を持っていなかった
約10年、同じ会社の評価軸の中にいました。自分の仕事が社外でどう見えるのかを知る機会がありません。強みだと思っていたものが社内固有の事情だった、ということが起きます。
2. 職務経歴書を書いたことがなかった
新卒入社なので、当然ながら一度も書いていません。何を書けばいいのか、どの粒度で書くのかが分かりませんでした。ここは今ならAIで解決します。職務経歴書に時間をかけないに書きました。
3. 転職理由を言語化できていなかった
「働き方を変えたい」と答えて止まりました。動機は本当でしたが、相手に向けた答えになっていません。詳しくは転職理由に「働き方を変えたい」と言って失敗した話です。
4. 同じ業種の中だけで探していた
いちばん効いたのはこれだと思っています。同じ業種では、こちらの経験は珍しくありません。範囲を広げるまで、選考は進みませんでした。
「なぜ小さい会社に?」で止まった
もうひとつ、1回目に固有の壁がありました。大手から中小に応募したので、面接で毎回この質問が出ます。
用意していなかったので答えられませんでした。「なぜ小さい会社に?」に答えられなかったに詳しく書きました。
新卒で大手に入ると、最初の転職でこの質問を避けて通れません。 逆に言えば、事前に分かっている質問です。
40代の2回目が楽だった理由
2回目は40代でした。年齢だけ見れば不利なはずです。実際には楽でした。
| 1回目 | 2回目(40代) | |
|---|---|---|
| 社外の基準 | 持っていない | 一度転職して知っている |
| 書類 | 書いたことがない | 型を知っている。AIも使える |
| 動機 | 言語化できていない | 教育費という具体的な条件がある |
| 応募先 | 同じ業種の中だけ | 需要が集中している業種を選んだ |
| 見せられるもの | 職務経歴書だけ | 個人開発のアプリがあった |
| 使ったサービス | 少ない | 複数登録して進めながら絞った |
| 結果 | 難航。+100万 | 3社から内定。+200万 |
いちばん大きかったのは、下から2つです。作ったものがあることと、複数のサービスを並行させたこと。
作ったものについては40代の個人開発は転職で評価されたに書きました。入社先が反応したのは職務経歴書ではありませんでした。
1回目をやり直すなら
順番を変えます。書類を直すのは最後です。
- 社外の基準を先に取る。 求人を見て、自分の経験がどの業種で珍しいかを確かめる
- 業種を絞らない。 同じ業種の中だけで探すと、経験が平凡に見える
- 書類はAIに書かせて、空いた時間を作ったものに使う
- 転職理由は「応募先で何をするか」まで言い切る形にする
1回目にやったのは、この逆でした。書類を何度も直して、同じ業種の求人に応募していました。
まとめ
- 難しかったのは40代の2回目ではなく、新卒の会社から出た1回目
- 理由は年齢ではなく、社外の基準・書類・転職理由・応募先の範囲の4つ
- 40代のほうが楽だったのは、作ったものがあり、サービスを並行させたから
40代の転職が実際どうだったかは40代エンジニアの転職は本当に厳しいのかに、進める順番は進め方に書いています。